名古屋工業大学オープンサイエンス
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このサイトでは、オープンサイエンスの概念、論文のオープンアクセス化や研究データの管理・保管に関する指針などを含む、オープンサイエンスについてのあらゆる情報をご紹介します(一部学内限定)。

オープンサイエンスとは

オープンサイエンスは、研究の完全性、再現性、公平性の問題に取り組むことを目的とした学術研究に関連するさまざまな方針と実践を包含する広範な用語です。内閣府作成の資料によると、「オープンサイエンスは、ICTの活用により、オープン・アンド・クローズ戦略の下で研究成果の共有・公開を進め、研究の加速化や新たな知識の創造などを促す取組」とされています※。つまり、オープンサイエンスとは、科学的知識を誰もがオープンに利用でき、アクセスでき、再利用できるようにすることであり、研究成果(論文のみならず、その根拠となる研究データ)をオープンにすることで効率よくグローバルに共有・再利用が可能となります。
さらには、研究の再現性を担保し、研究活動の透明性を高め、社会に対する説明責任を果たすことにつながります。また、分野を超えて研究データの共有や活用が進み、新たな知見やイノベーションの創出が促進され、学術研究のグローバルな発展が期待されます。
このオープンサイエンスの潮流は世界的に広がっており、本学においてもオープンサイエンス推進に取り組んでいるところです。

※オープンサイエンスに関する最新の政策動向(2024年7月30日 内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局)

オープンアクセスについて

オープンアクセス(OA)とは、研究成果である論文等をインターネット上で公開し、経済的・技術的・法的な障壁なく誰でも自由に読めるようにすることです。フリーアクセスという言葉も耳にしたことがあるかと思いますが、オープンアクセスは無料で閲覧可能であることに加えて、著作権についての内容が記載されており自由な再利用ができることがあげられており、その点がフリーアクセスとの違いと言えます。自由な再利用についてはクリエイティブ・コモンズ・ライセンス等で二次的利用の範囲を示すことができます。

オープンアクセスの背景

学術雑誌の価格が年々上昇しており、予算の関係で、図書館が学術雑誌を購入し続けることが難しくなり、充分な数の学術雑誌へのアクセスが確保できない、つまり、読みたい論文をすぐに読むことができないという事態に繋がっています。

研究者(論文著者)の立場から

「読みたい論文をすぐに読むことができない」ということは、裏を返せば、研究者が自らの書いた論文が広く読まれなくなってしまうことでもあります。「読んでほしいのに、読まれない」ことを解決するのが、オープンアクセスです。研究者は、自らの研究成果を広く知ってもらえるよう、オープンアクセスの観点も含めて発表の仕方を考える必要があります。

参考資料(リンク集)

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